太陽光投資は不動産投資と比較してどうか? |

太陽光投資は不動産投資と比較してどうか?

      2017/05/24

コチラでも少々書きましたが、太陽光投資に興味を持つ方は、もともと不動産投資・賃貸経営をしていたという方も少なくありません。
土地を有効活用し収益を得るという点が共通しており、実際の流れや管理などイメージが湧きやすいからでしょう。
といっても、「サラリーマン大家さん」といった言葉がだいぶ浸透している不動産投資は書籍やセミナー等、情報もかなりある一方、太陽光投資についてはそこまで見かけません。

これは単に「歴史」と露出頻度の違いでしょう。
80年代後半のバブル崩壊後、サラリーマンが行う不動産投資という考え方が定着したのはここ10年くらい。2000年前後ではほとんど目にすることはありませんでしたから、16年経った今これだけ裾野が広がるとは、当時は思いもしませんでした。
一方の太陽光投資。個人が取り組み始めたのはここ数年で、世間一般から見るとまだまだ認知度は高くないのでしょう。けれども、それがイコール「難しい」というわけではないと感じます。

細かく言えばいろいろあるのですが一番の違いは、不動産で言うところの「空室率・家賃減少」をあまり気にせずできるということでしょう。
既に賃貸経営をされている方は痛感されていると思いますが、現在の日本における賃貸経営は、空室・家賃減少との戦いです。都心であっても、供給過多のために空室が続くということは珍しくありません。しっかりとした対策が求められます。
空室率は、立地や築年数等によっても大きく変わりますが、数%~10%台、場合によっては20%以上などというところもあります。家賃減少については、一般に1年に1%程度の割合で減少していくと言われています。(こちらも、立地や築年数等による。)
また退去の際には、原状回復費もばかになりません。
一方、太陽光投資はこのようなことが日々起きるわけではありません。
経年によりパネルの発電効率は落ちていくということはありますが、年0.25~0.5%程度です(メーカーにより異なる)から、空室や家賃減少に比べれば小さいと言えます。
ただし天候不順により発電量が減少することはあるでしょうから、そこはリスクとして認識しておく必要はありますが。
実際に両方の経営をしていると、太陽光投資は収入の安定感が一番の魅力だと口にする方が多いものです。

太陽光投資と比較して出口を想定し易いことだと思います。
個人が取り組む太陽光投資は始まって間もないということもあり、固定買取価格の設定が終了する21年目以降のことは、正直どうなるかがまだわかりません。仮に売却したい場合があったとして、本当に売れるのか?というのは今の段階では未知です。
21年目以降の太陽光投資は不確定要素が多いため、収支を想定しにくいことがリスクと言えます。
もちろん賃貸経営も出口が確定しているわけではないのですが、少なくともこれまでの事例数は多いですから推測しやすいのです。
太陽光投資の全体像を描くには、まずは確度が比較的高い20年間の収支計画を出し、21年目以降は以下の視点を持ち、太陽光投資を続けるかやめるかの場合それぞれで想定していく必要があるでしょう。

  • 太陽光投資の21年目以降の買取価格
  • 仮に発電を続ける場合、太陽光投資設備の修繕・維持費
  • 太陽光投資を「やめる」時の選択肢(設備ごと売却、更地にして土地売却、土地の別活用等)とその場合の費用、また実行の可否

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