太陽光発電投資の保険はどう考える? |

太陽光発電投資の保険はどう考える?

      2016/10/26

前回(第五回コラム)話しをしましたように、農地転用や地主さんとの調整などを経てようやく土地関係が整い、あとは設備の工事を待つのみとなりました。とここで、実際の発電が始まってから大事なことのひとつ「保険」についても考える必要があります。
不動産の場合も物件を購入(もしくは建築)と同時に火災保険等に入ることも多く、感覚的にはそれと似ています。

太陽光発電に関してはまず前提として、設備そのものにはもともと保証がついていることが一般的です。
①ソーラーパネル②パワーコンディショナーにはメーカーによるもの、③工事自体には施工会社さんのものです。保証期間はメーカーにより異なりますが、私の場合は、①25年、②10年、③20年です。
①②は設備ですから、経年等によっても故障することはあるでしょう。固定価格での電力買取は20年間ですから、②についてはその間に交換費用が発生する可能性があることになります。試算の際、ある程度は心づもりが必要です。これらの保証に加えて検討したのは、以下の保険です。

  1. 動産総合保険
  2. 施設賠償責任保険
  3. 休業損害補償保険

①は補償される主な事故としては、台風、豪雨、雷、豪雪などを原因とした風災、洪水、落雷、土砂崩れ、雪崩などの自然災害。
台風・豪雨は特に夏の終わりごろは頻繁にあります。太陽光発電の設備が大きな被害に遭遇するかどうかはわかりませんが、一度でもあると収支に与えるダメージは大きいので、保険には入っておきたいところ。
その他、盗難にも対応しています。設備を丸ごと持っていくことは難しいでしょうけれど、部品レベルで個別にはできそうですから、補償があるのは安心です。
今回、施工工事費の中に含まれていたので別途では必要ありませんでしたが、そうでなければ入ったと思います。

②③については、補償内容と保険料のバランスによります。私の場合は諸々検討し、結局どちらとも入りました。(それぞれ、1年で数千円の保険料)
②は、設備に関係するものが他人に損害を与えてしまった場合に備えるものです。
太陽光発電設備については、そばで遊んでいた子供が設備に接触してケガをしてしまったことなどの例が考えられるようです。
自分が気をつけていれば大丈夫というわけではなく、防ぎ切れない「事故」に対応するものとしてです。

③は、設備の故障等によって発電が出来なくなった場合に、収入が一時的に滞ることへの備えです。
頻繁に起こることではないと思いますが、シチュエーションとしてはいろいろ考えられるのではないかと。水災・落雷の自然災害によるものや、何か物体の落下・衝突等の可能性もあります。(後述しますが、今回の場合は「動物」の衝突も考えられたり・・・)
設備自体はメーカーの保証があったとしても、復旧するまでに発電収入は止まってしまうことを考えると、1年で数千円の保険料であれば入っておく価値はありそうです。

もう1点、これらでは担保されないのが地震による被害。上記の保険では対象外であるため、別途検討しなければならないのですが、「地震」単体で入ることはできず火災保険にプラスする形になります。
更に、基本的にメガソーラーなど大規模な設備を想定しているようで、多くの個人の方が行う50kw未満の規模の場合、保険料がかなり割高になります。(悩ましくはありますが、私も見送りました。)

これらの他、今回の場合立地上ちょっと特殊なこととして、熊、いのしし、猿などの動物が出没する頻度が高いことがありました。(参照:「実際に土地を見に行ってみた」
仮に、このような動物による被害があった場合保険は適用されるのか?という疑問があり代理店の方に聞いてみたところ、以下の回答がありました。

なるほど、そのような違いがあるのだと勉強になりました。
1年程度前から隣で太陽光発電をされている地主さんのお話しでは、動物がケーブルをかじったりするというようなことはなかったと伺っていたことと、動産保険に入っているのに加えて更に火災保険もとなると保険料負担が大きくなることを併せて考え、動産保険のみでいくことにしました。(動産保険と火災保険は、重なる補償項目も多い)

保険でどこまでカバーするかを検討するのは、当然費用(保険料)とのバランスになります。どの保険が何を担保するのかを整理し、設置した場所の特性も考え検討する必要があります。信頼できる代理店の方に、いろいろと相談してみると良いですね。

次回はいよいよ、工事完了から連系、実際の発電までについてご紹介していきます。

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